ふたば単独公演のおしらせ
ふたばセルフプロデュース第二回公演
「ムーサの娘たち 」
―古代のテキスト・イメージによる実験劇・三部構成―
古代ギリシアは「男性中心の社会」であったといわれます。
たしかに、古代ギリシアの政治は主に男たちによって担われてきました。
古代アテーナイでは国家を形成する「市民」は全員男性であり、子どもや、奴隷、外国人、そして女性たちは市民とはみなされませんでした。
しかし、古代のテキストや、豊かな表情を持つ考古資料、美術からはたくさんの非市民の声――とりわけ女性たちの声が聞こえてきます。
国を捨てた娘、国や家族を滅ぼされ蹂躙される乙女、ことばという力をもつ女たち――――
この女性たち、それもとりわけ弱い立場におかれた神話の中の乙女たちに内側から光を当て、
描かれるものとしてではなく、みずから語るものとしてのむすめたちの姿を求めます。
迷宮の中で娘は神さまと対話する
「おやすみなさい、アステリオス」
亡国の大地でカッサンドラーが見つめる自分の運命とは?アイスキュロスとエウリーピデースのテキストを翻訳・構成した
「カッサンドラー、あるいは焔」
古代ギリシアの再現楽器による演奏や古典ギリシア語の歌唱を含めたお話
古代ギリシアの娘たち語り
日時 |
2015年12月12日(土) 開演 19:00 |
料金 |
2500円(1ドリンク付き) |
会場 |
カフェ クノップゥ 〒225-0011 横浜市青葉区あざみ野2丁目28-10 エステービル1F |
ご予約 |
ご予約を希望される方は、件名を「公演予約」として、お名前と人数を添えて futaba.baccheuo@gmail.com までご連絡ください。確認のメールを折り返しさせていただきます。 (返信が3日経ってもない場合、お手数ですがもう一度お願いいたします) お席が少なめの公演となっております。 早目のご予約をお願いいたします。 |
佐藤二葉 (さとうふたば)
俳優・演出家・ドラマトゥルク
北海道出身。 国際基督教大学卒業。首都大学東京大学院博士前期課程中退。
西洋古典学を専攻し、ギリシア悲劇を研究する。
在学中は英語ミュージカルや演劇実験室◎万有引力の公演に出演、また学内で英語ミュージカルの演出を行う。
その後、劇場創造アカデミー4期生となり演出コースを専攻し、2014年修了。
2014年からはギリシア悲劇の構成・翻訳・演出・演奏・出演を一人で行う「ひとりギリシア悲劇」を展開。
古代ギリシアの竪琴「リュラー」の演奏活動も行う。